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2014/11/11

エイズより深刻な超大型のウイルスエボラは、
アフリカで始まったエボラウイルスが急速に広がり、全世界が恐怖に陥りました。

2014年3月アフリカのギニアで発熱、嘔吐、重度の下痢患者からエボラウイルス病が確認されました。
過去のエボラウイルス病は、通常アフリカの中心部で発生して西アフリカでは1994年Ivory Coastでたった一人だけが発症したことがあります。

2014年西アフリカエボラウイルス病の流行は、2014年8月21日現在2000人以上が発症して、これは歴史の中で最も大規模なエボラウイルス病の流行になっております。
ギニア、シエラレオネ、リベリア、ナイジェリアのラゴスでの発症が確認されて致死率は約60～90％だと報告されております。
今回の流行を起こしたエボラウイルスは、過去のアフリカの中央部で流行していたZaireエボラウイルスに確認されたそうです。

エボラウイルスが広がった原因

エボラウイルス（Ebolavirus）は、マバグウイルス（Marburgvirus）と一緒にフィロウイルスとの属する一本鎖RNAウイルスです。
エボラウイルスは、最初に発見された場所に応じて名付けられた4つの亜種があります（Zaire、Sudan、Cote d’lvoire、Reston）。
フィリピンで起源したReston型を除いては、すべてがアフリカ起源のウイルスです。

エボラウイルス性出血熱は、アフリカの風土病として知られています。
エボラウイルス性出血熱の流行は、通常の場合一人の初発患者が自然環境の宿主からウイルスをうつされた後、親密な接触によって周囲の人々にウイルスをうつして発生します。今回最初のエボラウイルス疾患の宿主はまだ確認されていないのですが、コウモリ、ネズミ目「齧歯類（げっしるい）」、オラウータンなどの霊長類などがウイルスの宿主である可能性があると報告されていました。2014年大流行の原因の宿主も不明ですが、コウモリの原因が一番高いと推測されています。

エボラウイルス感染経路の予測

 

エボラの症状・死亡率

エボラウイルスに感染すると、約8～10日（短くは2日、最長21日）との間の潜伏期間の後、突然激しい頭痛、発熱、筋肉痛、悪心（むかつき）、嘔吐が表れます。
発熱が持続して重度の下痢が発生して、咳を伴う胸の痛みも発生します。
全身に元気がなくなって、血圧と意識不明になることがあります。

発症して5～7日目に、通常丘疹などの皮膚の発疹が表れ、皮膚が剥がれるようになります。この時期くらいから、皮膚や粘膜からの出血を確認。加えて、顔と首、睾丸の腫れ、肝臓腫大、眼球充血、のどの痛みなども表れます。
回復する場合には、発症10～12日後から熱が下がって症状が好転を見せることがありますが、解熱しても再発する場合もあります。

アフリカや近隣諸国に行って来た方で、このような症状がある方は、
季節の変わり目であるこの頃の風邪の症状と混同しやすいので必ず病院に行って精密検査を受けてましょう。

 

エボラの治療方法

現在までに、エボラウイルスに対する治療が存在せず、ショックと循環血液量の低下、出血に対して止血治療しかできない状態です。
2014年西アフリカエボラウイルス病について、ZMappなどの人間化モノクローナル抗体（humanized monoclonal antibody）が実験的に使用されたが、効果と安全性は不明な状況です。

 

富士フイルムHD　アビガン錠

富士フイルムHDは2014年11月１１日、子会社である富山化学工業が開発した「アビガン錠」について、

年末から年明けにもエボラ出血熱の治療薬として国際的に承認される可能性があると示しました。

アビガン錠は、エボラ熱の治療薬として承認を受けるため、フランスとギニアの両政府が共同で、

１１月中旬頃から、ギニアのエボラ患者６０人に臨床試験（治験）に入る予定らしいです。

治験の結果は１２月末ころ出て、その後１カ月程度で医薬品の承認を受ける見通しです。

富山化学工業の石川隆利取締役（医薬品事業部長）によると、両政府の治験のため、すでに３００人分のアビガン錠を日本政府から現地のギニアに送ったといいながら、この治験は世界保健機関（ＷＨＯ）も関知しているため、国際的な承認薬として世界に出荷する方向で調整しているといいました。

これまでにアビガン錠は、エボラ熱には未承認薬だが、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツの４カ国で４人の患者に投与され、全員の症状の回復の報告がありました。

富士フイルムによると、アビガン錠は２万人分の在庫があり、３０万人分の原料を確保していると発表しました。

早く、エボラの治療薬として認められたら、今エボラ患者さんの為に嬉しい話に慣れると思うし、世界的の恐怖もおさまると思います。

1日でも早めに認められる事を願います。

 

 

 

エボラの予防方法１

エボラ出血熱の流行地域であるアフリカでは、エボラ出血熱の最初の感染を遮断するためのいくつかの方法が試みられましたが、まだ自然宿主と感染経路についての資料が不足しているので初期の感染を予防することは難しい状態です。

現実的には、エボラウイルス病が発見されて以来、他の感染を予防することが現実的に最も大事です。
そのための最も確実な方法は、患者の隔離を介して患者の血液や分泌物が他人に接触されることを防ぐ事が大事で基本的な事です。
エボラウイルスは、患者または患者の体液からの接触によってうつされ、
いくつかの原因ウイルスが飛沫（しぶき）化されて至近距離（1m以内）で長時間密接な接触があった場合はうつされるということが知られています。

しかし、結核、水痘などとは異なり、空気による感染はされないと報告されていますが、これは現在の研究状況なので、これからの研究により変更される可能性もあります。しかし、エボラウイルス病の流行地域では、コウモリ、齧歯類（げっしるい）、類人猿などの接触を避け、エボラウイルス病の患者との直接接触を避けるべきです。
流行地では、手洗いなどの基本的な生活を守らなければならないです。
流行地へ行ってきた場合、最長3週間（21日）まで発熱、悪寒、頭痛、下痢、腹痛などの症状が発生していないか経過観察が必要です。

エボラの予防方法２

エボラ出血熱に役立つ食べ物やよくない食品は、まだ明らかになっていませんが、ウイルスと感染は免疫力と深い関係があるものと推定されます。
多くの国民と外国人が出入国する日本も決して安全地帯だとはいえないのです。
さらに、最近のような季節の変わり目は、室内の温度と外部の温度の差で
風邪をひきやすいので、私たちの健康が脅かされる時期です。
適切な食品で、私たちの免疫力をもっと高めなければならない時だと思います。
免疫力を強化してくれる食品としては椎茸、紅参、蜂蜜、生姜など様々なものがありますが、

その中でも紅参はサーズ(SARS)と新型インフルエンザ、口蹄疫などが流行した時も免疫力を増進させる食品として役に立ちました。

紅参は、38種類のジンセノサイドが免疫細胞を増加させたり、異物や病原体の抵抗レベルを適切に維持してくれます。
最近は、韓国産紅参の種類が多くて購入する時悩む方が多いと思いますが、紅参の成分表示を確認してから購入してください。

最後に

 致死率が非常に高いエボラウイルスがアフリカから他の大陸に移動して全世界に広がった場合、治療薬も開発されていない現在としては想像するだけでも恐ろしいことだと思います。
なるべく流行地の国を訪問しないか、行く時は徹底した準備をするほうが最も大事だと思います。