2013年11月、英国を国賓訪問した朴槿恵韓国大統領は
エリザベス2世女王にプレミアム紅参製品「チョンサム(天蔘)」をプレゼントして
世界の注目を集めました。
改めて高麗人参 天参(チョンサム)の人気が高くなっております。
韓国人参公社(KGC)で生産されている高麗人参 天参(チョンサム)は
高麗人参のなかでも最高等級の人参で10支の600gあたりの価格が620万ウォン(約62万円)になります。
1gが1万ウォンを超える高価な品ですが、物量不足でご注文後3カ月以上待たないと
買うことができないほどの人気を集めています。
高麗人参 天参(チョンサム)は韓国と日本・中国を中心に、
最高の健康機能食品であるという認識が広がり需要が増えている状況です。
中国では、販売価格の2倍以上高い価格で取引されるほどプレミアがついて大人気です。
高麗人参の伝統を最も積極的に継承している製品と言える高麗人参 天参(チョンサン)は、
栽培の前から厳しく管理するようです。
どのような過程で高麗人参 天参(チョンサム)が生産されるのかみてみましょう。
「土地」から始まる
韓国人参公社(KGC)の人参管理システムは、土地さがしから始まります。
100%契約栽培をして、土地を選ぶ前に健康的な高麗人参を栽培することができているかどうかを260種類以上の土壌分析を実施して決めます。
重金属、農薬成分などの有害物質が検出された土壌は排除されます。
豫定地(予定地)が選ばれたら、2年間人参栽培に適合するように土壌の管理を始めます。
その後6年根紅参出荷まで少なくとも7回の検査を経ります。
特に5年根1回、6年根の2回の韓国人参公社(KGC)の厳しい検査を通過して
初めて買取が行われます。
天参(チョンサム)に選ばれる条件
天参(チョンサム)に選ばれる条件は非常に難しく厳しいです。
脳頭
人参の頭の所の名称で
主根(人参の体の所で胴体とも言います)の太さと似て、健康で丈夫なもの
主根
人参の体の所の名称で胴体とも言います。
長さ3.5㎝以上で、亀裂や傷がないもの
枝根
主根につながって太い根の名称
1つ以上のよく発達していて亀裂が根の長さの3分の1以下であり、
長さが主根の長さの4分の3以下であるもの
内部組織
緻密・堅固もので、脳頭の下10㎜以下の部分を斜めに切断する時
内空(人参の中にある穴)・内白(人参の中の白い部分)の直径が0.5㎜以下と
長さが10㎜以下でなければ天参(チョンサン)に選ばれません。
本当に厳しい条件ですが、このような条件が
天参(チョンサン)に選ばれる条件になります。
最後に
韓国の忠清南道扶余郡に行けば、
いつでも見学ができる韓国人参公社(KGC)の高麗人蔘廠があります。
世界最大規模の紅参の生産地であり、世界60カ国以上に輸出してる正官庄もこちらで生産しております。
KGCの関係者によると「最高の紅参を作り出す過程の温度と時間は、
長い間蓄積されたノウハウなので公開されていない」と述べました。
厳しい条件を通過しないと栽培すらできない高麗人参ですが、
韓国人参公社(KGC)と契約栽培をしている人参農夫の話では
「人参公社との取引や契約はものすごく厳しいけど、最高の高麗人参を栽培して、
最高の加工企業に納品することに誇りを感じる」と話をするほど、
栽培をする農家も誇りをもつほどみんなの健康を考えてる高麗人参だな~~と
改めて思いました。