三七人参、田七人参とは?高麗人参 効能・効果の違い

効果・効能

日本でも最近注目を集めてる中国産人参である、
三七人参と田七人参、高麗人参の違い効能などについて調べてみました。

三七人参(サンシチニンジン)

 

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中国と韓国では、ウコギ科の三七(Panax notoginsengs(Burk)FH Chen:三七)の根を三七人参(サンシチニンジン)といいますが、

日本では生薬(医薬品)として収載されていません。
韓国では三七人参(サンシチニンジン)、人参三七(ニンジンサンシチ)とも呼ばれています。
漢医学では三七根と言います。
もう少し詳しく説明していきます。

薬名

三七根

異名

血參,田七,田三七,人參三七,金不換

由来(中国)

昔、ある村に二人の青年が義兄弟を結んで暮らしていました。
ある日、弟が血を吐いて鼻血を流し大小便にも血が混じって出てしまいました。
兄が裏庭に行って薬草を掘って弟に食べさせたら、弟の症状はとたんに治りました。
その後、村の金持ちの息子が血を吐いて血下痢がひどくなって、様々な治療をしても治りませんでした。
金持ちは賞金をかけることになり、これを見た弟がその薬草を持って治療してみようとしましたが金持ちの息子は息を引き取りました。
弟は観察使(唐代の中国地方行政監察のための官職)に捕まって兄も一緒に捕まりました。
兄は、この薬草が血止めに良い薬ですが、3年から7年程度育てれば効果がありますが弟が1年しか経ってない薬草を使用したので効果がなかったと説明をしました。
その後、人々はこの薬草を三七根と名付けられました。

また文献には、三七という名前が山漆(ヤマウルシ)から由来したとの説もあります。これは金瘡(刃物の擦り傷)を癒やす効能があり、漆のように粘着性であるからだといわれていました。
また、別の名前で金不換(きんふかん)とも呼ばれましたが、これは非常に貴重であるという意味です。

起源

ウコギ科に属する多年生草である三七人参の根、
三七とすることは文献にによって色々な学説がありますが、
3年から7年を育ったもだけが薬効があるとして三七といい、
その葉が左に三枚、右に四枚であるため三七と命名したと残されております。

産地

中国の中部以南地方に自生していたもので最近は栽培が多くなりました。

採取

3年以上育ったのを、夏の終わりから初秋に種子が結ぶ前に採取したり、種子が成熟した後、あるいは初冬に採取して使用します。
早く採取したのを春三七として、遅く採取したものを冬三七と呼ばれ、春三七を良品として扱います。
不純物と細かい根を除去し、洗浄して日干しをします。
半分ほど乾いたらこれをこすって表面に光沢と滑らかさが出るようにして形が丸く見えるようにします。

三七人参は13等級に分けます。
まず、三七人参を500g作って、その500g中に20個の三七人参が入っているのを第1の等級三七人参と呼びます。
春三七人参は雲南省文山県で生産されていることを最優秀品とします。
雲南省では、約1000種余りの漢方薬材料が製造されています。
なので、中国では雲南省は薬剤の故郷と呼ぶようです。
中国全体の薬品種の70%が雲南省で栽培しているそうです!
そのうちの三七とと冬蟲夏草と当帰(トウキ)は品質が最も優れていると認められています。
三七人参は海抜800mから1000m以上の高地でよく育ちます。
雲南省の海抜は1200mから1700mの高原地帯が多いので、良く栽培できます。

特性

甘。微苦。温無毒

文献

本草綱目拾遺

高麗人参は補気に最もよくて三七は補血に最もよい。
味が同じで、効能も同等であり、昔の人々は一般的にこれらをまとめて人参と三七は薬の中で最も貴重なものである。としています。

本草新編

三七根は止血の神薬である。
上中下のどこの出血も外傷出血であれば単用で使っても効果がある。
また、補血補気に使えばより神妙である。

本草綱目

止血、散血して、痛みを和らげる
根は止血させて瘀血(おけつ=血の流れの滞り)をなくし痛症を止めてくれる。
剣や矢やその他の外傷で出血が止まらない症状に根をつぶして焼いて塗ったり粉にして傷にかけると出血が止まる。
また吐血、鼻血、下血、血淋、崩中、經水不止、トラ、ヘビなどにかまれた病気にも利用されている。

本草從新

三七は「甘くて微温で瘀血(古血)をかき分け止痛である。

瀕湖集簡方

無名癰腫に痛みがひどいときに三七の汁に米粉を混ぜて付ければすぐによくなり、癰腫がつぶれたときは、乾いた粉を振りかける。

本草備要

金瘡、傷あとの妙薬である…白及や地黄と似ており、節がある。
味が微甘という点が、高麗人参と似している。

漢医学的効能

止血散瘀:各種の出血症、産後血暈、惡露(産後2〜3週間出血が続く)

消腫止痛:跌打損傷、無名癰腫、瘀血疼痛、扑損疼痛、癰腫疼痛

漢医学的効能の説明

三七人参は、味が甘くてすこし苦いです。
薬性は暖かく芳香性があります。
止血しながら、活血化瘀(滞った血液の流れを改善)する効能があります。
体内の様々な出血症の内服や外用を問わず、すべての効果があるといいます。
三七人参は、出血の瘀滯を兼ねた者に最も適して大量出血が止まらないときにも適用します。
三七人参の活血化瘀する効能が消腫止痛の効果を持って傷科と外科で重要な薬とされ跌撲腫痛と瘡瘍腫毒、金瘡、杖傷に良い効果がある。

容量と用法

三七人参は、一般的に粉末にして服用する。
2~8gを粉に作って食べた場合には、1回に1~1.5gを使用する。

ご注意

虚血吐血と血熱妄行と出血が陰虛による者は使用を禁止しなければならず、
瘀血がない者と妊婦は服用をしないでください。

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田七人参(でんしちにんじん)

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田七人参(でんしちにんじん)とは?

田七人参(でんしちにんじん)はウコギ科植物三七人参の根を指します。
三七人参でも説明したように三七人参の別名です。
高麗人参と同じ科に属するので、簡略して蔘三七とも呼ばれます。
また三七という名前は、播種してから完全に生長するのにかかる時間が3年から7年がかかりで三七という名前の意味もあります。

田七人参(でんしちにんじん)の田七という名前は、中国廣西省田陽縣田州鎭と雲南省田州で生産されている三七人参の品質が最も優れているので得られた名前です。

過去には、田七人参(でんしちにんじん)の収穫が不況のとき田七人参(でんしちにんじん)の値段は信じられないほど高くなりましました。
しかし、現在では人工栽培に成功して価格が比較的安定しているようです。

文献

田七人参(でんしちにんじん)は中国 明の時代に非常に人気が高かった漢方薬です。

本草綱目

三七近時始出、南人軍中用爲金瘡要藥、云有奇功。と記録されてあります。
三七人参が初めて出てきたときに南人の軍隊内で金瘡要藥として使用した。
効果が非常に優れていたと述べた。”という意味です。
瘀血をなくす漢方薬は、一般的に正気を害しますが、田七人参(でんしちにんじん)だけはそうではなかったと言う話です。

本草綱目

按人蔘三七、絶類人蔘故名。と記録されています。
三七人参は高麗人参とそっくりで三七人参という名前を得たという意味です。

効果・効能

田七人参(でんしちにんじん)も高麗人参と同じように薬ではなく健康機能食品であるため、その効果を医学的に証明するまではまだ時間がかかると思います。

高麗人参の違い

中国も三七人参が体表的な人参なのに韓国の高麗人参の方がもっと人気がある事はなぜでしょう?
その違いを調べてみました。

外観

三七人参,田七人参

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高麗人参

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ただし、白頭山で育った中国参も、韓国の高麗人参とほぼ同じ形をしています。

サポニン含有量

三七人参,田七人参 15種類

高麗人参 38種

人参の品質基準は、サポニンの含有量によって分けられます。
もちろんそれが食品の効果や効能を判断する基準ではございませんが、ある程度の影響はあります。

最後に

今回は中国産の三七人参と田七人参を調べてみました。
やっぱり高麗人参が一番良い人参だった!という事より、
中国産もそれなりの機能がある食品だと言う事を分かるようになりました。
どちらも医学的に薬の機能をまだ認められて無いのですが、健康機能食品としてその機能の研究を続けてきたおかげで中国産も韓国産も皆さんに愛用されてると思いました。
私も、世界のみなさんに高麗人参の優秀性を伝えられる日まで頑張ります~~~

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