高麗人参 栽培の歴史と8つの生産過程・徳川家康も関わっていた!

歴史と栽培

高麗人参 発祥の地と栽培の苦労について紹介します。

この記事は複数のページに別れています
  1. 高麗人参 栽培の歴史
  2. 高麗人参 徳川家康も関わっていた!日本の栽培と歴史
  3. 高麗人参 根参 8つの生産過程
  4. 韓国 高麗人参 発祥の地【錦山】と栽培の苦労(今このページを見ています)

高麗人参 発祥の地【錦山】

韓国にある高麗人参発祥の地と言われている錦山(グムサン 금산 GUMSAN)という場所です。

世界的にも有名な場所で韓国でも知らない人はいないと思います。

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錦山にある人蔘総合展示館

錦山で高麗人参を栽培されている農家の方はほとんどが高麗人参を製造・販売されている農家で、

高麗人参 錦山産ブランドの誇りとプライドをもって生産している方たちです。

ここから高麗人参 正官庄などの様々な高麗人参製品が生まれてきます。

ただ、錦山(グムサン)でなくても高麗人参を栽培しているところはたくさんあります。

他には仁川国際空港に近い江華島(こうかとう=カンファド)という島も高麗人参の産地として有名です。

 

韓国は土地が狭いこともあってソウルなどの大都市では山の中腹や斜面などにマンションが多く立ち並んでいます。

地方にいくとそうではなく日本と同じように農業に勤しんでいる方が多く存在します。

錦山だけではなく、地方で高麗人参を栽培しているところは韓国中にあります。

高速道路でソウルからちょっと離れると黒いシートをかぶせた段々畑を多く見られますがそれらがすべて高麗人参畑です。

なので韓国では生活の一部として高麗人参を育て食べています。

韓国人にとっての高麗人参とは?

韓国では日常的にスタミナがつく食品として高麗人参を食します。

それと漢方薬として高麗人参を飲みます。

韓国ではすごく身近にあるものなので漢方薬局や食用として常に見るもので珍しくはありません。

夏に保養食(スタミナ料理)として高麗人参(水蔘)が入った参鶏湯(サムゲタン)を食べるのもその一つです。

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一般的な食品なのでソウルや、地方都市を歩くとよく高麗人参(水蔘)を露店で販売している風景に出会います。

 

健康食品として加工された高麗人参は韓国では正官庄 以外にもたくさんのブランドがあります。

そのほとんどが高麗人参 紅参を使用しています。

韓国の人は正官庄が一番良いというのがわかっているのでお年寄りや体に疾患がある人だけでなく子供から青年、あらゆる年代に継続的に飲まれている健康食品です。

ただ、正官庄はもともと韓国の国が運営している会社だったので一番信頼が高く確実に効果がある高麗人参として人気ですが値段が高いのも事実です。

 

韓国国民にとって高麗人参は一言で言うと「健康に欠かせないもの」として認識されています。

キムチのように高麗人参は料理の材料としてよく食卓にあがるいつも食べる食品ともいえます。

高麗人参の栽培は土作りから

高麗人参以外の栽培もそうだと思いますが、植物を栽培するにはまずは土作りから始めないといけません。

一度、高麗人参を栽培した土地は連作はできないので、どんどん土地を拡大していく必要があるようです。

なので新しい予定地をどんどん決めて畑を作っていく作業が必要です。

 そして、何年かほかの植物を植えて土に栄養を与えて高麗人参を栽培できる土壌にしていきます。

高麗人参 水蔘 栽培

食用の水蔘として栽培するのは水蔘専門の農家があります。

水蔘は1年以上栽培してから食用として出荷されます。

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こんな風にして下に緑の芝をひきつめて水蔘を際立たせて販売されます。

紅参と基本的に同じ栽培方法ですが、1年から4年根の水蔘と6年根の紅参とでは育て方も変わってくるでしょう。

日本の方もあまりいませんが栽培に興味を持っている方もいるようですが個人などで高麗人参の栽培は難しいと思います。

高麗人参 紅参 栽培

紅参にするには6年もの栽培、土づくりからだと8年以上の歳月が必要なのでとても苦労と忍耐のいる作業になります。

高麗人参 紅参を栽培する農家の話ですと、子育て以上の愛情と苦労が必要なようです。

 

1度 高麗人参を栽培した土地は次に高麗人参を植えるのは10年から15年後にしか植えられないようです。

高麗人参を育てて痩せた土地は殺菌後、徐々に土に栄養を加えていって土の栄養が少ない植物を少しずつ育てていきます。

最終的に高麗人参を育てられる土壌にするには15年ほどの歳月がかかります。

それでも失敗する可能性があると言います。

高麗人参の栽培は一種の投資や賭けのようなものだという話です。

厳しい検査の後に等級が決められる

生産された高麗人参は厳しい検査によって等級が決められます。

もちろん農薬が検出された場合は問題外で無価値になります。

また、ヤミ流通で中国産の高麗人参も混じっている場合もあるので厳しく検査しています。

中国産は韓国産に比べて10分の1の値段で取引されているようですので驚きです。

ヤミからの中国産は農薬が入っている場合が多いのですぐにはじかれるようです。

(もちろん中国産でも無農薬で高麗人参を生産する農家はたくさんあります。)

 

韓国産、日本産、中国産の高麗人参の違いはまた別の機会に詳しく説明させていただきますが、

サポニンの種類の多さによって効果が違います。サポニンの種類が一番多いのは韓国産の高麗人参です。

サポニンの種類の数、韓国産32種類、日本産8種類、中国産15種類

 

サプリや粉末になった高麗人参 紅参は形は分かりませんが、検査の過程では高麗人参の形も重要です。

ちゃんと人型に脚が2本分かれているかも重要なポイントなのです。

こうして等級が決まった後に製品化されていきます。

中国から始まる漢方の精神

日本では漢方というとあまり一般的ではないようですが、

韓国では普通の病院でも漢方薬などを処方される場合が多いですし、漢方が深く浸透しています。

医食同源、薬食同源という言葉がありますが、その通り韓国は普段の食事から高麗人参などの漢方と取り入れた料理が多いのも漢方が浸透している証拠です。

高麗人参はそういう漢方の精神の根付いた韓国の神秘的な植物といえるでしょう。

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